2012年11月12日月曜日

アロマペンダントづくりワークショップ


アロマペンダントをつくってみる

靴づくりで出てくる小さな革のハギレ。
いろんなの動物の、いろんな色。

小指の先ほどの小さな容物を
お守りのように首から提げて使います。

場所   てのひらワークス 茂木町
日時   12月2日(日)14時~15時半
参加費  2,500円(お茶付き)
注意事項 温かくしてお越し下さい。

予約制ではありませんが
つくってみたい方はお電話ください。
詳しい住所をお伝えします。
(2010年海の日 APbankフェスにて、たくさんつくりました。)

捨てる前に一度立ち止まってみる。
なにかに別のカタチで生まれ変わるかもしれない。
あるモノを残すこと、の先に
なかったものが生まれてくる、と思います。

初めて干し柿をつくっています。

2012年11月8日木曜日

カフェのご主人

山梨でのWSの前日、富士川町にできたアヌッタラへ行ってきました。
アヌッタラは日蓮宗昌福寺の門前にあるコミュニティハウス。(だと私は思っている)
「ナイスタイムカフェ」と「育てるきっちん」のふたつのお店が出迎えてくれます。

アヌッタラ内装を手がけた森沢さんのオリジナル薪ストーブ。

ナイスタイムカフェのご主人中村さんと初めてお会いしたのが、
まだアヌッタラが出来る前の1年前の夏。
そのころは私は山梨への移住を考えていて、昌福寺へ相談したところ
先に移住を決めた中村さんを紹介していただいたことが縁でした。
同じ時期に同じ場所への移住を考えた中村さんご一家は私たちにとって
とても心強い存在であり、短い時間のなかで交わした会話に
当初ずいぶん助けられたことを思い出します。

この春に茂木に引越し先が見つかり、
移住前の3月、山梨移住のことでいろいろとお世話になった昌福寺へ挨拶に行きました。
中村さんとはタイミングが合わずお会いできず、
今回やっと1年ぶりに再会することができました。
会った瞬間になんだかほっと安心した気持ちになったことが自分でも印象に残っています。

はじめて会った時は
中村さんも私もまだこの先のことが揺らいでいて落ち着きのない暮らしでしたが
この1年で、中村さんはお店を山梨で再開することになり、私も茂木でアトリエを持つことができて、お互い地に足を着けることができました。
中村さんがとても素敵な人と場に巡り合い、いま目の前にそれが新たなナイスタイムカフェというカタチへとなって、あの日中村さんご夫婦が笑顔で出迎えてくれたことが
自分のこと以上に本当に嬉しかったのです。
人としても仕事にしても大先輩である中村さんに対して、
大変おこがましいのですが、
自覚していなかったけれど、私は心の片隅で気になっていたようです。

そしてそれは中村さんも同じであったことを今回知ることができました。
今回はカフェでゆっくりとお話する時間を持つことができて
優しいお気遣いのお言葉をいただき、こんなに優しい人は初めてだと思いました。
奥様も私の妻にいつも話かけてくれて、楽しそうな妻の弾んだ声が聞こえてきます。
私はずっと食べたかったエビオムライスと珈琲を注文して
家族でお腹もココロも満たされた、山梨旅行初日になりました。

私にはお気に入りのカフェは
山梨のナイスタイムカフェと鎌倉の416
それらに惹かれる理由、カフェに求めるものは、
当たり前のことですが美味しさ、
そしてなによりも、ご主人のお人柄。
でもなかなかこの二つを兼ね備えているカフェはありません。
ぜひ足を運んでください。ちなみにふたりとも偶然、中村さんです。

写真は昌福寺からみるアヌッタラ(2012年3月改装中)
富士川町は山と川の景色が素晴らしいのです。

2012年11月4日日曜日

山羊飼いの靴


オーガニックハンドルームの靴は
できる限り手を加えずに作りました。

当初の意図にはありませんでしたが
とりあえず出来たその靴には
手を加える余地が残されていることに気付きました。

履き手が使いながら、自分の暮らしへと手を加えていく。
エイジングとはただ手沢が現れてくるだけではなくて
その人形(ヒトナリ)のデザインが現れていくことでもあると思います。
それが出来る人になって
そのお手伝いができる人となって
自分がつくった赤子のような靴を見守っていきたいと思っています。

写真はスターネット益子店スタッフの早川さんの靴。
山羊のメメちゃんの毎日のお散歩は
斜面を登ったり降りたり、けっこうハードなんだそうです。
そんな日課のお仕事を考慮して
底ゴムの張替えの時に
元よりもすこし軽くして、接地面積もすこし広げました。
加工によってすこし履き心地がゆるくなってしまいましたが
「冬は靴下を重ねて履くから、問題ないですよ。」と満足してくださいました。
暖かい季節になったら、中敷で調整しようと思っています。

つくることだけに終わらずに
繕いながら、その革が地に還るまで手を添える、
始末の良い仕事にしたい。


と、格好いいこと言っていますが
オーダーメイドシューズでは調整、修理は日常茶飯事です。
満足のいく履き心地をつくり、維持するのは簡単じゃあありません。
日々頭を抱えております。